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低血糖を起こしにくいインスリンポンプ

トマト内科看護師の赤石澤です。今年3月に発売されたインスリンポンプ「ミニメド640G」の院内勉強会を行いました。「ミニメド640G」は、リアルタイムCGM機能を搭載した先発の「ミニメド620G」にスマートガード機能を加えた新機種です。

 

スマートガード機能はセンサーグルコース値が事前に設定した下限値に近づくと基礎インスリン注入を自動的に停止します。

センサーグルコース値が回復(血糖値が上昇)したり、一定の時間が経過すると、基礎インスリン注入を再開してくれます。これにより重症低血糖の予防が期待できます。また、基礎インスリン再開を忘れたことによる糖尿病ケトアシドーシスの発症予防ができます。

 

患者さん個々に合わせた、細かいアラート設定ができます。低グルコースアラート、高グルコースアラートの際に警告音が鳴動するため生活状況に合わせてスマートガード機能をオン、オフすることもできます。また、負担いただく料金も、620Gと640Gは同じです。

 

特に、インスリンポンプの適応がある患者さんで、思わぬ低血糖でお悩みの方に今後ご紹介していきたいと思っています。詳しくはスタッフへお聞きください。

 

看護師 赤石澤