SGLT2阻害薬は、糖を尿に排泄することで血糖を下げる効果のあるお薬です。トマト内科でも2型糖尿病の2～3割の方に使っていただいています。このお薬は、1日あたり、およそ、ご飯1杯分の糖を排泄してくれます。
それだけに体重を減らす効果も大きく、3カ月でで2～3㎏の低下が見られます。体重を減らし、血糖、血圧、コレステロール、尿酸も改善してくれる、うれしいお薬です。
トマト内科では、食事と運動がメインの治療で、お薬は必要最小限に、と考えています。いつも、お薬を減らせないかという観点で患者さんの検査データをチエックしています。血糖が十分に改善した患者さんには、SGLT2阻害薬をやめにしたいのですが、問題がありました。
内服をやめた時点から、食事から、1日あたり、ご飯１杯分の糖質を減らしていかないと、体重が増え始めるのです。ご飯１杯分の糖質を減らすのは、実際にはかなり難しいことです。したがってSGLT２阻害薬は、始めたら、やめにくい薬でした。
ここで救世主が現れました。「糖質カット炊飯器。糖質33％カット」という商品です。原理は煮汁に溶け出した糖質を外部に排出するというものです。33％カットですからご飯3杯食べる人ではちょうど1杯分の糖質減になるではありませんか。SGLT2阻害薬の中止のタイミングからこの炊飯器を使えばいいことになります！？
さっそく購入して味の確認をしたいと思います。
院長 増渕